およそ2,000枚の硬貨の中から特年を探してみた話
まさか、前回の更新時(2020年4月29日)よりコロナ禍が深刻化しているとは1年前には思いもしませんでしたが、私は何とか元気です。
そんなコロナ禍で徐々に進んでいる印象のあるキャッシュレス化。
不特定多数の人が触るお金よりも自分しか触らないスマートフォンやカード等で会計をする方が清潔で有り、安全だと考えるのは分かりますし、その通りだと思います。
とは言え、通貨の信用度が高く、電子マネーが乱立し、かえって使いにくい状況の日本でキャッシュレス決済が当たり前になるような世界は、私が生きている間には訪れないだろうと高を括っておりました。
所が先日、ゆうちょ銀行が来年(2022年)の1月17日より硬貨の入金を有料化すると発表があり、私の中で激震が走りました。
今までゆうちょ銀行は、硬貨の入金手数料を取らず何枚預け入れようが無料で快く対応してくれる(私の知る限り)唯一の金融機関でした。
ですが、それも今年限り。
来年からは窓口で硬貨入金する際は、51枚以上で550円。101枚以上で825円。501枚以上で1,100円(1,001枚以上からは500枚毎に550円加算)。
と、決して安くない手数料が取られてしまいます。
「だったら、ATMで入金するか」と思う方もいるかと思いますが、
ATMでは1枚から110円の手数料がかかります。
なので、1円を入金する度に口座残高が109円減っていくという面白い現象が発生します(ちなみに、硬貨の出金でも1枚から110円の手数料が発生します)。
他にも数多くの変更点がありますので、一度ゆうちょ銀行のホームページや変更点を詳しく解説しているサイト等を確認した方が良いかと思います。
今まで通りの感覚で使うと思わぬ出費になったりしますので(2022年1月17日に全国のゆうちょ銀行で何件のクレームが発生するのか非常に気になる所です)。
一応、リンクを張っておきます。
こんな感じに、かなり強引にキャッシュレス化へと舵を切って来たゆうちょ銀行ですが、これが今後のスタンダードになれば、硬貨(特に1円玉や5円玉)は負の資産へと変貌していく未来もそう遠くないかも知れません。
また、この硬貨入金手数料有料化で私の趣味の一つがほぼほぼ潰える事となりました。
それが硬貨の特年探しです。
最近はあまりやっていませんでしたが、お釣りで受け取った硬貨を溜めて、ある程度溜まったらその中から特年を探すという、人によっては苦行とも取れる趣味が私にはありました。
当たり前のように特年と言っていますが、特年を知らない人のために簡単に解説します。
特年とは一言で言えば、「発行枚数が少ないレアな硬貨」の事です。
日本ではほぼ毎年硬貨を発行していますが、その発行枚数は一定ではなく、市場の動向により発行枚数は増減します。
分かりやすい所で言うと、平成元年(1989年)の1円玉はおよそ23億枚と昭和63年(1988年)のおよそ13億枚と比較して10億枚ほど多く発行しています。
この1年間で何があったかというと、消費税の導入です。
日本では1989年に今までの物品税から消費税へと変更され、導入当時の消費税率は3%でした。
その影響で、1円玉の需要が増し発行枚数が大幅に増えたのです。
逆に近年1円玉の発行枚数は平成28年(2016円)がおよそ57万枚、平成30年(2018年)がおよそ44万枚、令和2年(2020年)が52万枚などと平成初期とは比べ物にならないくらい激減しています。
これはおそらくキャッシュレス化の影響です。
このように硬貨の発行枚数はその年により大きく変わり、発行枚数の少ない年を「特年」、発行枚数が多いもしくは例年通りの年を「並年」と区別しています。
そして特年のコインはレア度が高いため、額面以上の金額で取引される事もよくあります。
有名な所では、昭和61年(後期)の10円玉や昭和32年の5円玉などです。
昭和61年(後期)の10円玉はヤフオクで30,000円前後
昭和32年の5円玉は500円前後
と額面より大幅に高くなっています(価格は状態により大きく変わります)。
そんなわけで特年探しは無料で出来る宝探しのような物なのです(それも2021年いっぱいですが)。
想像以上に話が長くなりましたが、
以前ため込んでいた1円玉と5円玉の中から特年を探してみました。
まずは5円玉からです。
およそ400枚の5円玉です(あまり多く無いですね)。
5円玉の特年は前述した昭和32年と昭和64年、平成12年、平成18年~21年。
この辺りが特年と言われている硬貨になります。
果たして特年は存在するのでしょうか。
結果は、
0枚でした。
画像の5円玉全て並年。
ちなみにフデ五(昭和24年~昭和33年の5円玉 現行品と比較して国が國だったり、書体が楷書体などの違いがあります)もゼロでした。
このくらいの枚数ならこんなもんです。
続いて本命の1円玉です。
およそ1,800枚の1円玉です。
こんなに溜め込んでごめんなさい。
責任をもって特年を探します。
1円玉の特年は、昭和64年、平成12年~14年、平成22年辺りです。
これだけあれば流石にあるだろうという事で結果は、
6枚ありました!
ですが、全て昭和64年でした。
昭和64年の1円玉は特年の中では比較的多く、その価値もそこまで高くありません。
ヤフオクでの落札価格は平均10円くらいです。
とは言え、それでも額面の10倍!(物は言いようです)。
今回見たのが約1,800枚で内特年が6枚なので
特年に遭遇する確率は約0.3%
1円のお釣りを貰った時、300回に1回くらいは特年に遭遇するかも知れません。
色んな硬貨で毎日見てれば、年に2~3回くらいは出会えるかも?
ちなみに、約0.3%というとミドルスペックのパチンコが1回で当たる確率や
8頭立ての競馬で適当に3連単を買って当たるくらいの確率です。
そして、並年の硬貨を全てゆうちょ銀行へもっていって入金して来ました(ゆうちょ銀行の方、ありがとうございました)。
結果が
3,809円!
これだけあれば、ちゃんとした鰻屋さんのうな重や焼肉食べ放題や
JRAで3場開催時に全レース(100円で)購入など色々出来る金額です。
仮に2022年1月17日以降に入金してたら、恐らく手数料で2,750円ほど取られます。
恐ろしいですね……
なので、自分の様に硬貨を溜め込んでいる方は(特年を探してから)今年中にゆうちょ銀行へ持っていきましょう。
最後に、大特年について軽く解説します。
硬貨には特年のさらに上を行く大特年というものが存在します。
正確な定義は知りませんが、発行枚数が極端に少ない年の事を指します。
私の中では、発行枚数が極端に少ない=プルーフ貨幣しか発行していない年と捉えています。
プルーフ貨幣とは、
流通を目的とせずコイン収集家向けに特殊加工を施してケースに入れて販売している観賞用のコインです。
なので、プルーフ貨幣をお釣りとして受け取る可能性は限りなく0に近いです。
プルーフ貨幣が通貨として流通する事なんて、家族のコレクションを勝手に使ってしまったか、今日生きる事もままならない人が泣く泣く使用するくらいしか考えられません。
よく、まとめサイト等で「1円が3,000円に!? あなたのお財布にもお宝が!」みたいな煽り文句を見かけますが、これはプルーフ貨幣しか発行していない大特年を指している事が多いので、あまり真に受けてはいけません。
財布から見つかる可能性のある激レア硬貨は「昭和61年10円(後期)」くらいです。
とは言え、私も人生で1度だけお釣りでプルーフ貨幣を手にした事がある(並年の5円でした)ので、100%あり得ないとは言い切れませんが、大特年をお釣りでもらうくらいなら3000倍の馬券を当てる方がまだ簡単だと思います(どっちも経験無いので、わかりませんが)。
一攫千金では無く、ささやかな幸せを探すくらいのつもりで、お財布の中から特年を探してみて下さい。
見つかれば、きっと多少なりとも幸せな気分になれると思うので。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
まねき馬倶楽部・春JUMBOが届いた話
コロナ禍で経済が停滞し様々なイベントも中止になっている今日この頃。
実は自分も参加を予定していたイベントが中止になってしまいました。
それが3月29日に予定されていた「まねき馬倶楽部 in SPRING」です。
最近再び競馬熱が高まり、まねき馬倶楽部のカードも去年の終わりごろから細々と収集を始めました。
そんな中で初めて参加しようと思ったまねき馬倶楽部のイベントがコロナで中止となり、仕方ないとは思いつつもやはり多少なりとも落胆しました。
イベントは中止となりましたが、イベントの物販を通販で売って欲しいという声が多かったらしく、特例として「春JUMBO」という限定商品の販売が開始され、自分も注文。
そしてそれが今日届いたので、簡単に紹介したいと思います。
ただの段ボールだと思ったら、まねき馬倶楽部のキャラクターが書かれているオリジナルの段ボールに入って、「春JUMBO」は届きました。
ちなみに価格は6,500円プラス送料700円の7,200円。
三場開催時に全レースで200円ずつ馬券を買った場合と同じ金額です。
安いんだか高いんだか。
ここからは箱の中身を紹介するので、ある意味ネタバレ注意です。
JRA競馬場オリジナル馬手箱×6個
JRA競馬場オリジナルと言いつつも自分は競馬場で売っているのを見た事がありません。
昔は売っていたらしいですが、今ではコレも多分通販限定です。
ちなみにJRA競馬場オリジナル馬手箱はラインナップのほぼ全てがGⅠ馬という豪華仕様。
ハズレ感が減りますが、相対的に当たり感も減るので通常の馬手箱とどっちが好きかは人によるかと思います。
お菓子の味でいえば、通常のちゃんぽん味よりJRA競馬場オリジナルのマヨネーズ味の方が個人的には好きです。
馬手箱50弾×1
競馬PINS×3
年末の「Jumbo馬手箱」を考えると今回も通常の馬手箱がメインで入って来るのかと思っていましたが、まさかの1箱だけ。
競馬PINSはまだ買った事が無かったので、地味に嬉しいです。
このパッケージが若干のレトロ感(90年代感)が有っていい感じ。
恐らく昔からパッケージに大きな変化はないのでしょう。
左上:ウェストポーチ
右上:Tシャツ
左下:エコバッグ
右下:靴下
Tシャツは一見無地ですが、裏にまねき馬倶楽部のキャラクターが書かれています。
当然の事ながら収集癖があるので、こういうグッズは取りあえずダブるまでそのまま保管します。
今後の通販やイベントで同じ物が手に入ったら競馬場やまねき馬倶楽部のイベントとかになら身に着けて行っても良いかも知れない。
そして最後は緑のカードケース。
「春JUMBO」を買う人のほぼ全てがコレ欲しさに買っているといっても過言ではない代物。
このカードケースの中にはほぼ確定でレアなカードが封入されています。
一定期間しか封入されていないスペシャルカードや数枚しか存在しないレインボーカードやジョッキーの直筆サインカードなどなど。
当然の事ながら当たりハズレの落差は激しいです。
早速開封したい所ですが、
前座としてJRA競馬場オリジナル馬手箱1個とPINS1個を開封してからカードケースを開けたいと思います。
馬手箱はオメガパフューム
PINSはアドマイヤマーズ
でした。
PINSは初開封だし、も持って無かったのでヨシ!
次はいよいよメインを開封します。
J-170 キタサンブラック まねき馬倶楽部連載555回記念Go!Go!Go!スペシャル
この中では何といってもキタサンブラックのまねき馬倶楽部連載555回記念Go!Go!Go!スペシャルが一番の当たりでしょう。
正直、開封済み(袋無し)カードは例の事件でかなり微妙な感じがしますが、
あれは公式では必ず袋入りのレインボーで今回のは公式でも袋無しがあるSPなので多分大丈夫かと(もし、袋無しSPカードも不正流出したらこのコンテンツは終わりかねない)。
いつか直筆サインカードを引く日を夢見て、今後もまねき馬倶楽部のカードを細々と購入・コレクションしていきたいと思います。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
カードダス版の『学校の怪談』カードを一応フルコンプした話
自粛ムードで何処にも行けない日々が続く今日この頃。
本来なら誕生日の日に色んな店の誕生日特典を受けてそれを紹介する記事でも書きたいと密かに思っていたのですが、そんな事も言ってられない。
なので、少し前にコンプしたカードダス版の『学校の怪談』カードの話でもしようと思います。
世間ではミニマリストやら断捨離やらで物を持たずに捨てる事がもてはやされていますが、自分はその風潮に真っ向から対立して物欲まみれで生きています。
特に最近は個人的に懐かしい物に惹かれる傾向が強く、『学校の怪談』グッズを細々と収集しています。
一口に「学校の怪談」といっても実は色々と種類があるのですが、今回取り上げる「学校の怪談」は「東宝」が製作した恐らく最も有名な「学校の怪談」である、映画の『学校の怪談』シリーズです。
それをバンダイがカードダスの商品としてカード化した物が今回紹介する『学校の怪談』カードです。
他にもアマダが販売した「連続当て」の学校の怪談カードも存在しますが、今回は触れません。
カードダス版の『学校の怪談』カードは1996年に『学校の怪談2』。
翌年の1997年に『学校の怪談3』のカードが発売されました。
こちらはカードダス20の「学校の怪談2」筐体台紙です。
余談ですが、カードダスには1枚単位で購入できた「カードダス20」と
3~5枚くらいでセットになった物を1回100円で購入する「カードダス100」の2種類が存在します。
カードダス初期の頃は「カードダス20」が主流で、中期以降は「カードダス100」に置き換わりました。
この「学校の怪談2」は「カードダス20」から「カードダス100」に移り変わる過渡期に発売されたらしく「カードダス20」版と「カードダス100」版の2種類が存在しますが、カード自体に違いはありません(多分)。
台紙にも書いてある通り、
種類は全42種類で6種類のプリズムカード、12種類のステッカーカード、24種類のノーマルカードが収録されています。
プリズムカードとステッカーカードは1枚目のシールを剥がすと2枚目のカードが現れる仕組みです。
シール部分を未剥がしと剥がし済みで収集する場合には、42種類+18種の60枚でフルコンプという事になります。
この中でも特に好きなカードがこちら
子供向けの映画とは思えないビジュアルの口裂け女
映画だと(確か)一瞬しか登場しないためそこまでのインパクトはありませんが、
カード化するとそのインパクトは絶大です。
現に子供の頃にこのカードを引き当てた時はあまりの怖さに目に触れない所へと封印してました。
このカードと『特命リサーチ2000X』の「口裂け女」回のせいで口裂け女は自分の中で完全にトラウマになっていました(口裂け女については日を改めて口裂け女だけで1つ記事を書きたいと思ってます)。
こちらは「学校の怪談3」の筐体台紙です。
この頃になると「カードダス100」が主流となり、この「学校の怪談3」は「カードダス100」版のみで「カードダス20」版は発売されていません。
そして注目すべき点は「4枚で1セット」になっている所です。
「学校の怪談2」の時は、
「カードダス20」は1枚で20円、「カードダス100」は5枚で100円でした。
しかし、「学校の怪談3」では4枚で100円となっています。
要するに値上げです。
何故、このタイミング値上げをしたのか。
記憶力と感が良い人なら気が付いたと思います。
増税です。
消費税は1997年3月31日までは3%。
1997年4月1日からは5%(地方消費税1%含む)になっています。
映画版の『学校の怪談3』が公開されたのは、
筐体台紙にもあるように1997年7月19日。
このカードダスが発売されたのがいつなのか正確な日付は不明ですが、
映画とのタイアップ商品である事を考えると1997年の7月~8月辺りだと思われます。
そんな訳で増税のあおりを受けて、5枚1セットから4枚1セットに変更されましたが、変更されたのはカードの枚数だけではありません。
種類は全42種類で「学校の怪談2」と変わりませんが、
ラインナップはタイチの鏡カード1種類、プリズムカード5種類、ステッカーカード12種類、ノーマルカード24種類です。
今回新しく追加されたカードが「タイチの鏡カード」と呼ばれるもので、
見る角度によって絵柄が変わる「レンチキュラー印刷」のカードです。
Kabayaのおまけについていた「学校の怪談」カードはすべて「レンチキュラー印刷」のカードですが、カードダス版では初の試み。
今見てもどういう原理なのかイマイチ分かりませんが、当時は本当に感動してました。
もう本当に延々といつまでも眺めていられるくらいに。
今回は「タイチの鏡カード」が追加されたことによりプリズムカードが1種類減っているので、シール部分を未剥がしと剥がし済みで収集する場合には、42種類+17種の59枚でフルコンプという事になります。
この中でも特に好きなカードがこちら
芸術的な美しさを感じる1枚。
口裂け女ほど思い入れは無いですが、やはり花子さんも人気なキャラだけあってカードも良いデザインだと思います。
最後に個人的なフルコンプ難易度(1~10)とフルコンプ予算を記載して終わりにしたいと思います。
「学校の怪談2」
フルコンプ難易度3
プレミアが付いているようなカードじゃないので、安価で手に入りますがあまり数が出回らなかったのか少し根気よく探さないとフルコンプは出来ません。
それにフルコンプセットが売っている事もあまりないので、少し時間がかかるかも知れませんが探していずれはフルコンプ出来る程度の難易度だと思います。
また新品(デッドストック品)の箱が出回る事も少ないので、状態に拘ると沼にハマるかも知れません。
フルコンプ予算:4,000円~15,000円
メルカリやヤフオク等で運よくバラ売りの物を見つけられれば
数千円でフルコンプ可能かと思います。
取り扱っているショップをほとんど知らないので何とも言えませんが、
ショップ等でフルコンプ品を買う場合は1万円は超えて来ると思われます。
しかし需要もそこまで無いので2万円を超えるような事は無いと考えています。
「学校の怪談3」
フルコンプ難易度1
当時あまり売れなかったのか、デッドストック品が今でも頻繁に流通します。
そのため状態の良いカードも比較的簡単に手に入ります。
フルコンプセットやセミコンプセットもちょくちょく目にし、価格も安いです。
ただ、「タイチの鏡カード」が単品で売っている事は少ないので、バラバラで購入するとなると少しだけ難易度が上がるかも知れません。
フルコンプ予算:1,500円~5,000円
前述しましたがまだデッドストック品が残っているので、
ヤフオクなどでデッドストック品を買えれば、
未剥がし・剥がし済みを含めても5,000円程度でフルコンプ出来るかと思います。
またステッカー+ノーマルコンプだけならワンコイン程度で入手可能ですので、少しでも興味を持った方が居ましたらステッカー+ノーマルコンプだけでもお試しで買ってみても良いかも知れません。
今回は以上です。
今後も余裕があれば、
コレクションに関する記事や学校の怪談関連の記事を書こうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
オートパーラー上尾で自販機やアーケードゲームと戯れた話
この前、ずっと行きたかった「オートパーラー上尾」に行ってきました。
電車に揺られる事、およそ2時間。
最寄り駅の北上尾駅に到着。
勝手なイメージで田舎を想像していましたが、駅は綺麗だし駅前はわりと栄えてる。
オートパーラー上尾に行くためには、東口を出て「papa上尾ショッピングアヴェニュー」方面へ直進。
papaを抜け、最初の交差点で左折。
するとファミレスやケーズデンキが見えるので、その道を突き進む。
本当にこんな所にレトロな「オートパーラー上尾」があるのか?
と、若干不安になるような景色が広がるが歩き続けると
急にひょこっと姿を見せた。
店内は昼間だというのに薄暗く、若干の寂しさをおぼえるものの
かえってそれがわび・さびを感じさせる。
そしてついにご対面。
youtubeやニコニコ動画で懐かしい自動販売機動画を見続けて、
いつか食べに行きたいと思っていた。「うどん・そば自販機」。
それを眼前にし、一人静かにテンションが上がる。
いざ実食。
非常にシンプルで優しい味わい。
自販機から出て来たという事を除いてもコストパフォーマンスの高い、
美味しいうどんだったように思う。
それこそ夜中、飲食店が閉まりコンビニも無いような所でこのうどんに出会えたら感動するほど美味しく感じる事だろう。
働き方改革や人手不足が叫ばれる昨今、コンビニや飲食店の24時間営業を辞めて、一昔前の自販機文化に立ち返る事が必要なのではないかと本気で思う。
この「うどん・そば自販機」があるだけでも片道2時間の価値は十分にあるのだが、
オートパーラー上尾にはこっちの自販機もある。
「うどん・そば自販機」と同じかそれ以上に楽しみにしていた「トースト自販機」。
特にコンビーフのトーストは全国でもここだけだという噂。
味は文句なしに美味い。
美味すぎて2回食べた。
ビールやハイボールと一緒に食べたらきっと最高。
自宅でも作ってみたいがおそらくこの味は出せないだろう。
ハムチーズの方も食べた。
こっちも文句なしに美味い。
どちらを選ぶかは好みの問題だろうけど、個人的にはコンビーフの方が好きだった。
ちなみにトーストはかなり熱いので、熱いのを持つのが苦手な人はトングやミトンを持参すると良い(自分は前日にダイソーで税込み110円のミトンを購入し持参した)。
取りあえず腹は膨れたし、何か飲み物をと思っていると嬉しい誤算。
瓶コーラまでもが自販機で購入できる。
瓶コーラ自体はわりとそこそこ目にするが、こういったシチュエーションで飲めるというのが嬉しい。
瓶のジンジャーエールを飲んで、一息つくと今度はゲームコーナーへ。
一番最初にプレイしたゲームはコレ。
(多分)UPLのLUCKY CRANE。
元々は20円でもプレイ出来る筐体ですが、100円専用機になっています。
見てわかる通り、景品は女性物の下着です。
今の健全なゲームセンターじゃあり得ないですが、確かに昔はこういった景品もある所にはあったような気もします。
こういったエレメカは音もあってなんぼだと思うので、一応動画も載せておきます。
プライズ機はこれとあと数台くらいですが、ビデオゲームはかなりの数がありました。
とは言っても稼働していない筐体も結構あり、当日稼働していたパズルゲームをかたっぱしからプレイ。
『ことばのパズル もじぴったん』。
一時期結構ハマったもじぴったん。
今アーケードでプレイできるのは結構珍しい気もする。
1988年のAC版『テトリス』。
『ぷよぷよ』でいう所の「とことんぷよぷよ」しか無いテトリス。
テトリスはあまり詳しくないが、多分Tスピンとかは無いはず(試せば良かった)。
今でも現役で稼働してるゲーセンは結構あります。
パチンコ・パチスロコーナーを見ていたらどこからかパズルボブルの音が聞こえたので探したら案の定ありました。
パズルボブルは子供の頃に石丸電気の試遊台でパズルボブル3を初プレイしてハマった記憶。
ミスタードリラーもどこかでプレイはしてるんだけど、やり込んだ事は無い。
これも今アーケードで残っている所は少ないように思う。
おてなみ拝見FINALの中にあったZOO KEEPER。
このゲームもガラケー時代に延々とポチポチしてた思い入れのあるゲーム。
今でも『対戦ズーキーパー』がスマホアプリであったりと息の長い作品。
と、その日動いていた物だけでも5つのパズルゲームがあった。
「ぷよぷよ」シリーズが無かったのは残念だが、これだけパズルゲームがある所も珍しいように思う。
最後に(恐らく)オートパーラー上尾の中で一番新しい麻雀格闘倶楽部をプレイ。
久しぶりにやったら店舗を登録し直せと言われたので、オートパーラー上尾で登録しました。
自分は普段から持ち歩いてる物を使いましたが、USBケーブルの貸し出しサービスもあるようです。
こんな感じでオートパーラー上尾を満喫しました。
なりふり構わず色々散財しましたが、それでも合計で3,000円くらい。
交通費を含めてもおよそ5,000円でこれだけ楽しめたのは最高でした。
レトロ自販機が好きな人もエレメカが好きな人もパズルゲームが好きな人も大満足出来るであろう、「オートパーラー上尾」。
是非、一度訪れてみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ガチャ野ブロードウェイ~黄金郷~で色々回して来た話
今年が最後となるセンター試験の初日。
雪の降る中、試験会場へ向かう学生をしり目に自分は中野で遊び歩いて来ました。
この日のメインである声優の朗読イベント『ちなみとまいのラジヲ奇譚 二冊目』を終え、向かうは中野ブロードウェイ。
中野ブロードウェイといえば、「まんだらけ」をはじめとした数々の専門店が軒を連ねており、ガチャガチャ(カプセルトイ)専門店もちらほらあります。
そんな中でもひと際異彩を放っているのが、
「ガチャ野ブロードウェイ~黄金郷~」です。
ここには昔、駄菓子屋であった様なレトロなガチャガチャから最新のガチャガチャ(カプセルトイ)のみならず、出所が分からないサブカル全開のガチャガチャまであり、その闇鍋感はまさに中野ブロードウェイにうってつけといった所。
全国でも珍しい”生きた”コスモス設置店
この店のメインとも言って良いコスモス自販機。
値段は1回500円。
一見高いようにも感じるが、ノスタルジックな気分に浸れると思えば、とてもリーズナブル(ちなみに自分は世代ではありません)。
という事で、購入。
中身はこんな感じ。
人によっては宝、人によってはガラクタの4点セット。
コスモス系のガチャガチャは店内にもあり、
1回200円の水素爆弾と1回200円のビックリシールを回しました。
てっきり水素爆弾が出て来るのかと思いましたが、中身はこちら。
コスモスのステッカーとミニチュアサイズの野球盤。
当たりとして水素爆弾が入っているのかは不明。
今度行ったらもう少し回します。
コスモスといったらパチ商品。
という事でビックリマンのパチシールが3枚200円で購入できます。
おそらくこっちは確定でシールが出るはずです。
全40種類というコンプ出来そうなラインだとコンプしたくなってしまう。
懐かしいタバコと盗聴器
個人的に一番懐かしいと感じたガチャガチャはこの二つ。
どちらも小さい事にやった事があり、懐かしさでテンションアップ。
タバコの方は1回でこれが出てきました。
多分、高確率でこれが出ると思いますが、
見本以外も入っているという注意書きがあったので、これ以外に出くわす可能性もありそうです。
盗聴器の方も一先ず回してみましたが、
コロン♪といういかにも軽い音で、とても機械類が入ってると思えない。
そして出て来たのがこちら
マンボウのゴム人形?みたいな奴です。
勿論、スパイグッズの盗聴器は大当たりアイテムなのでそう簡単には出ませんが、
「これが10回くらい続いたら心が折れそうだなぁ」と思いながら2回目。
ゴトンッ!
明らかにさっきよりも重い音。
案の定。大当たりのスパイグッズ。盗聴器!
(もちろん、正確には盗聴器ではありません)
こちらは全4色という事でこれまたコンプしたくなって来る。
あとこれも回しました。
全部で5回回しましたがどれも軽い音ばかり。
まずはこれ
盗聴器のハズレにもあったマンボウとそれと同じ感じのカメ。
ふきコマ。
パッと見ではなんだかわかりませんでしたが、説明書の通りやってみるとちゃんと回ります(楽しい)。
スーパーボール。
ラメが入ったら奴はやっぱり綺麗。
そして最後がコレ。
全部ハズレだと思ってましたが、家に帰って検めてみると1個当たってたようです。
でも、なんか想像と違う。
使ってみると、確かにバチッとした刺激があります。
あんまり痛くはなく、静電気の方が痛いくらいです。
でも何回かやってるとたまに場所なのかたまたまなのか分かりませんが、
普段より痛い時があり、それに当たると何故か嬉しいです。
あと一回だけですが、レトロ系以外のガチャガチャもやりました。
それがコレ
出て来たカプセルも中身が見えないタイプ
非常に怪しいガチャガチャですが、中身は何とこれでした。
バンドリの上原ひまりのラバスト。
警戒して開けたので完全に肩透かしを食らいましたが、200円でこれは勝ちなのでは?
これで、回した物の紹介は以上です。
コスモス 500円×1
水素爆弾 200円×1
ドッキリシール 200円×2
煙の出るタバコ 100円×1
スパイグッズ 100円×2
電気ショック 100円×5
二次嫁ガチャ 200円×1
計2,100円
でこれだけ色々な物が手に入って楽しめたのでとても良かったです。
最後になりましたが、「ガチャ野ブロードウェイ~黄金郷~」は中野ブロードウェイの2階にあります。
ちなみに1階から2階に行くためには階段が便利です。
エスカレーターに乗ると2階をすっ飛ばして3階に連れていかれちゃいますので、
行きなれて無い人は注意して下さい。
今回は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今日日ブログをはじめました
はじめまして、かんぱにーと申します。
平成も終わり令和も2年目に突入し、
もうすぐ東京オリンピックが開催されるという2020年1月にいまさらブログを始めました。
「何故いまさらブログなのか」
「ブログは良いとして何故WordPressでやらないのか」
などなど色々とツッコミどころはある気がしますが、
アフィリエイトで稼ぎたい訳でも人気者になりたい訳でも無いのでこれで良いのです。
では何故ブログを始めるのか
理由はとてもシンプルで、日記や備忘録を書きたいと思ったからです。
数年前からTwitterはやっているのですが、たまに140文字では足りなくなる時があるのです。
そんな時は一つの話題に対して複数回ツイートをするのですが、個人的にはこれがあんまり好きではないのです。
いうなれば、
「○○を読んで思った感想を140字以内に要約し記述しなさい」
という試験問題で要約しきれずにたらたらと300文字くらい書いてしまう感覚になるのです。
別に誰かに採点される訳でも怒られる訳でもありませんが、
毎回心に微妙なモヤモヤを抱えてツイートするくらいなら、いっその事ブログを開設した方が精神衛生上良いと思いブログを始めるに至りました。
このブログで扱うテーマ
趣味に関すること全般を扱います。
ちなみに私の趣味は
ゲーム・コレクション・競馬・ギャンブル・声優・B級グルメ・酒などなどです。
とても非生産的で見事に印象の悪い趣味しかありませんが、仕方ありません。
中でもこのブログで取り扱うのは、
コレクションと競馬辺りがメインになるかと思います。
あとはどこかに行った感想とかです。
このブログを書くにあたって皆様へのお約束
①毎日更新なんて絶対しません
書きたい事が出来た時に書くだけです。
毎日更新はおろか定期的な更新もしないです。
②見やすさ・読みやすさの追求に努めません
他人に最低限伝わる書き方で、自分が最大限楽する書き方を徹底します。
③面白い記事を書きません(書けません)
読者受けとか一切考えません。
自分が書きたいと思う内容を書きたいように書きます。
④綺麗な写真を載せません
写真を載せる事はあるかと思いますが、
スマホで片手間に取ったこだわりゼロの写真しか掲載しません。
このブログで取り扱う物は本当に自分が好きな物や良いと思った物だけです。
アクセス数を稼ぐために興味のない話題に触れたり、
良いと思ってない物を紹介して小遣いを稼いだり、
みたいな事はめんどくさいのでやりません。
※但し、このブログの人気が爆発して楽に数十万円稼げるような状況になったらやるかも知れません。
さいごに
こんなブログを最後までお読み頂きありがとうございます。
この記事を最後に失踪するかも知れませんが、
もし興味のある記事があった場合その時だけ流し読みして頂ければ幸いです。