カードダス版の『学校の怪談』カードを一応フルコンプした話
自粛ムードで何処にも行けない日々が続く今日この頃。
本来なら誕生日の日に色んな店の誕生日特典を受けてそれを紹介する記事でも書きたいと密かに思っていたのですが、そんな事も言ってられない。
なので、少し前にコンプしたカードダス版の『学校の怪談』カードの話でもしようと思います。
世間ではミニマリストやら断捨離やらで物を持たずに捨てる事がもてはやされていますが、自分はその風潮に真っ向から対立して物欲まみれで生きています。
特に最近は個人的に懐かしい物に惹かれる傾向が強く、『学校の怪談』グッズを細々と収集しています。
一口に「学校の怪談」といっても実は色々と種類があるのですが、今回取り上げる「学校の怪談」は「東宝」が製作した恐らく最も有名な「学校の怪談」である、映画の『学校の怪談』シリーズです。
それをバンダイがカードダスの商品としてカード化した物が今回紹介する『学校の怪談』カードです。
他にもアマダが販売した「連続当て」の学校の怪談カードも存在しますが、今回は触れません。
カードダス版の『学校の怪談』カードは1996年に『学校の怪談2』。
翌年の1997年に『学校の怪談3』のカードが発売されました。
こちらはカードダス20の「学校の怪談2」筐体台紙です。
余談ですが、カードダスには1枚単位で購入できた「カードダス20」と
3~5枚くらいでセットになった物を1回100円で購入する「カードダス100」の2種類が存在します。
カードダス初期の頃は「カードダス20」が主流で、中期以降は「カードダス100」に置き換わりました。
この「学校の怪談2」は「カードダス20」から「カードダス100」に移り変わる過渡期に発売されたらしく「カードダス20」版と「カードダス100」版の2種類が存在しますが、カード自体に違いはありません(多分)。
台紙にも書いてある通り、
種類は全42種類で6種類のプリズムカード、12種類のステッカーカード、24種類のノーマルカードが収録されています。
プリズムカードとステッカーカードは1枚目のシールを剥がすと2枚目のカードが現れる仕組みです。
シール部分を未剥がしと剥がし済みで収集する場合には、42種類+18種の60枚でフルコンプという事になります。
この中でも特に好きなカードがこちら
子供向けの映画とは思えないビジュアルの口裂け女
映画だと(確か)一瞬しか登場しないためそこまでのインパクトはありませんが、
カード化するとそのインパクトは絶大です。
現に子供の頃にこのカードを引き当てた時はあまりの怖さに目に触れない所へと封印してました。
このカードと『特命リサーチ2000X』の「口裂け女」回のせいで口裂け女は自分の中で完全にトラウマになっていました(口裂け女については日を改めて口裂け女だけで1つ記事を書きたいと思ってます)。
こちらは「学校の怪談3」の筐体台紙です。
この頃になると「カードダス100」が主流となり、この「学校の怪談3」は「カードダス100」版のみで「カードダス20」版は発売されていません。
そして注目すべき点は「4枚で1セット」になっている所です。
「学校の怪談2」の時は、
「カードダス20」は1枚で20円、「カードダス100」は5枚で100円でした。
しかし、「学校の怪談3」では4枚で100円となっています。
要するに値上げです。
何故、このタイミング値上げをしたのか。
記憶力と感が良い人なら気が付いたと思います。
増税です。
消費税は1997年3月31日までは3%。
1997年4月1日からは5%(地方消費税1%含む)になっています。
映画版の『学校の怪談3』が公開されたのは、
筐体台紙にもあるように1997年7月19日。
このカードダスが発売されたのがいつなのか正確な日付は不明ですが、
映画とのタイアップ商品である事を考えると1997年の7月~8月辺りだと思われます。
そんな訳で増税のあおりを受けて、5枚1セットから4枚1セットに変更されましたが、変更されたのはカードの枚数だけではありません。
種類は全42種類で「学校の怪談2」と変わりませんが、
ラインナップはタイチの鏡カード1種類、プリズムカード5種類、ステッカーカード12種類、ノーマルカード24種類です。
今回新しく追加されたカードが「タイチの鏡カード」と呼ばれるもので、
見る角度によって絵柄が変わる「レンチキュラー印刷」のカードです。
Kabayaのおまけについていた「学校の怪談」カードはすべて「レンチキュラー印刷」のカードですが、カードダス版では初の試み。
今見てもどういう原理なのかイマイチ分かりませんが、当時は本当に感動してました。
もう本当に延々といつまでも眺めていられるくらいに。
今回は「タイチの鏡カード」が追加されたことによりプリズムカードが1種類減っているので、シール部分を未剥がしと剥がし済みで収集する場合には、42種類+17種の59枚でフルコンプという事になります。
この中でも特に好きなカードがこちら
芸術的な美しさを感じる1枚。
口裂け女ほど思い入れは無いですが、やはり花子さんも人気なキャラだけあってカードも良いデザインだと思います。
最後に個人的なフルコンプ難易度(1~10)とフルコンプ予算を記載して終わりにしたいと思います。
「学校の怪談2」
フルコンプ難易度3
プレミアが付いているようなカードじゃないので、安価で手に入りますがあまり数が出回らなかったのか少し根気よく探さないとフルコンプは出来ません。
それにフルコンプセットが売っている事もあまりないので、少し時間がかかるかも知れませんが探していずれはフルコンプ出来る程度の難易度だと思います。
また新品(デッドストック品)の箱が出回る事も少ないので、状態に拘ると沼にハマるかも知れません。
フルコンプ予算:4,000円~15,000円
メルカリやヤフオク等で運よくバラ売りの物を見つけられれば
数千円でフルコンプ可能かと思います。
取り扱っているショップをほとんど知らないので何とも言えませんが、
ショップ等でフルコンプ品を買う場合は1万円は超えて来ると思われます。
しかし需要もそこまで無いので2万円を超えるような事は無いと考えています。
「学校の怪談3」
フルコンプ難易度1
当時あまり売れなかったのか、デッドストック品が今でも頻繁に流通します。
そのため状態の良いカードも比較的簡単に手に入ります。
フルコンプセットやセミコンプセットもちょくちょく目にし、価格も安いです。
ただ、「タイチの鏡カード」が単品で売っている事は少ないので、バラバラで購入するとなると少しだけ難易度が上がるかも知れません。
フルコンプ予算:1,500円~5,000円
前述しましたがまだデッドストック品が残っているので、
ヤフオクなどでデッドストック品を買えれば、
未剥がし・剥がし済みを含めても5,000円程度でフルコンプ出来るかと思います。
またステッカー+ノーマルコンプだけならワンコイン程度で入手可能ですので、少しでも興味を持った方が居ましたらステッカー+ノーマルコンプだけでもお試しで買ってみても良いかも知れません。
今回は以上です。
今後も余裕があれば、
コレクションに関する記事や学校の怪談関連の記事を書こうと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。